サウナ

ノスタルジックでサウナの概念を壊しにくる無人サウナ「田迎サウナ」訪問レポート

サウナ大好きブロガーおすけ(tabitoka_osk)です。

今回は熊本にある無人サウナ「田迎サウナ」を紹介していきたいと思います。

熊本といえば西のサウナの聖地とも言われる湯らっくすが有名ですが、

田迎サウナは近年のサウナブームとは無縁の強烈な個性を持ったサウナでした。

みなさんはサウナに入っているときこう思うことはないでしょうか。

  • 水風呂に派手に飛び込んでみたい!
  • 潜水して頭までしっかり冷やしたい!
  • マナーなんて細かいこと考えずに自由に過ごしたい!

あまりいない方が良いのかもしれませんが、上記の衝動を持つことがある人であれば、

田迎サウナはおすすめできるサウナかもしれません。

そしてここは、世にも珍しい従業員さんがいない「無人サウナ」なんです。

一体全体どういうことか?本当に従業員さんはいないのか?

気になった僕は湯らっくす行きとあわせて田迎サウナを訪問することにしました。

それではいってみましょう。

田迎サウナへのアクセス

旅のはじまりは空港から。熊本空港駅すぐのレンタカー屋さんで車を借ります。

タイムズさんいつもお世話になっておりますー

目的の田迎サウナには約40分くらいで到着しました。

一見サウナがあるとはとても思えない、年季の入った雑居ビルです。

シャッターの半分降りた階段をあがっていくと受付があります。

念の為誰かいないか呼んでみたけど、反応はなし。

本当に人はいません。

料金を入れる水槽と、お釣り用の500円玉がぶら下がっているだけ。

一応監視カメラが設置されているようで、不正はできないようになっています。

水槽にお金を入れたら、横に置いてあるタオルを一枚取って脱衣場へ。

これまた年季の入ったロッカー。

サウナのロッカーというより、会社の更衣室とかで使われていそうなロッカーですね。

写真は取っていないけど、ロッカーの向かいには生活感溢れるタオルたちが

たくさん干してありました(笑

田迎サウナの休憩スペース

脱衣場の反対側にはいきなり休憩スペースが広がっています。

田舎のおじいちゃんちに来たような不思議な感覚になります。

誰もいない休憩スペースに水戸黄門が流れていました。

ちなみに、服をきてくつろぐスペースかと思いましたが、外気浴スペースを

兼ねているようで、ちょうどサウナを済ませて出てきたおじさんが

裸のままたばこを吸いながら新聞を読み始めました…フリーダム…

なんとなく、このスペースで裸で横になるのにためらいを感じたので使いませんでした。

田迎サウナのサウナ室

サウナ室はゆったり座って定員6名くらい。

ところどころに手作り感のある素朴さを感じます。

ただ温度は結構本気で、110℃近くありました。

上段に座ると7分くらいが限界でした。

ちなみにサウナストーブ近くにある換気扇を改造した装置を

使うと強烈な熱波を浴びることができます!

仕組みは単純だけどおもしろいアイデアですね~

田迎サウナの水風呂

サウナを出てすぐ右側に広い水風呂があります。

天然水が豊富な熊本らしく、下手なスーパー銭湯よりも広い水風呂です。

水温は17℃くらいかな。もう少し冷たいとなお良いですが、しきじを

彷彿とさせるまろやかさは入っていてとても気持ちよかったです。

水は壁に設置してあるパイプからかけ流し状態になっていて、そのまま飲むこともできちゃいます。

田迎サウナの最大のポイント

そして田迎サウナでの一番の衝撃だったのが、一般的なサウナで

マナー違反とされることが平然と行われる世界観です(これ、褒めてますよ)

  • サウナで大声で世間話(むしろ社交場として利用していそう)
  • 水風呂入るときに汗を流さない(5名ほど観察したけど誰も流さなかった)
  • 水風呂への豪快な飛び込み(競泳のスタートかよ!と突っ込みたくなるおじさんもいました(笑

これを見て「うわーマナー悪すぎて自分には無理…」と思うのか

「ここでは世間一般のサウナマナーをあまり気にしないでいいのか!?」

前向きに受け入れるのかで田迎サウナの印象は分かれるかもしれません。

田迎サウナの文化に自分をあわせてみよう

せっかくなので途中からは後者のマインドに切り替えて楽しんでみました!

常連のおじさんたちが相撲中継と世間話に夢中になる中に混ざってサウナ。

そしておじさんたちを真似て勢いよく水風呂へダイブ!

(さすがに競泳ばりの飛び込みは怖いのでやらなかったけど、普段だったら絶対やらない勢いで突入しました)

結果…めちゃくちゃ気持ちいい。

深さのある広い水風呂、熊本の天然水のまろやかさ、マナー破りをしている背徳感…

いろいろな要素が相まってめちゃくちゃ気持ちいい。

もしかしたらサウナのマナーは最近のブームで生まれたもので、

サウナブームが来る前はこういう入り方が当たり前だったのかもしれないなとさえ思いました。

まとめ

以上、熊本のノスタルジック無法地帯サウナ「田迎サウナ」の訪問レポートでした。

いい意味でも悪い意味でも、ここまで個性的なサウナはなかなかないと思います。

正直好き嫌いがはっきり分かれそうですけど、一度経験する価値はあります。

熊本へサウナ旅をするときはぜひ候補にしてみてくださいね。